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2009年2月

2009/02/27

昔の岡引きも「犬」と呼ばれてたけど・・・・・

悪徳商法マニアックスで知ったネタ。


Human Pet Interaction Platformの構築

今回は猫を対象として、生活の様子や感情を発信するためのブログ自動生成モジュール、twitter[1]自動投稿モジュールなどを開発する。ブログに投稿するデータは猫に装着した首輪型デバイスを用いて収集する。集めたデータから、「他の猫と遭遇した」、「喧嘩した」、「近所の家でおやつをもらった」、などの特殊なイベントを抽出してブログに投稿する。猫のブログを見た飼い主が喧嘩を労ったり、食事量を調節して健康管理に勤めたりすることで人だけでなく猫もより幸せになり、Human-Pet Interactionが実現する。また、本システムは個人所有のペットだけでなく、動物園などでのエンターテイメントシステムとして応用できる。更に、希少な野生動物の保護や生態観察などに活用可能である。

こういうの見ていて、googleストリートビューの大騒ぎを思い出すのは自分だけなのだろうか?知らぬ間に自分のやる事為す事が全てブログに書かれていたら、それこそ気味悪さを感じるのは間違い無いだろうに。いや、ブログならまだしも、例えばこれが監視カメラ宜しくとばかりに「安全・安心の社会作り」って美名で行われていたら、正直身の毛の弥立つ思いがする。

そう言えば・・・・・かの中村敦夫氏が、「地球発21時」で警視庁の方に「理想と考えている治安体制は?」と質問したら、「100人足らずの同心・与力で何十万人の町民を取り締まっていた江戸時代の治安体制」と答えていたそうだ。それとても、種を明かせば岡引きやら下引きなどの下請けがいて(しかもそれは時としてアウトローが担っていたりする)、人別帳と五人組で管理と相互監視が厳しく布かれていたが故の"治安の良さ"であった訳だが・・・・・


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2009/02/24

アカデミー賞の無言の意思表明

正直な話、自分は映画については余り興味がある方ではない。映画館に足を運ぶことはここ20年くらいないし、時たまテレビ(地上波orCATV)で既に評判になっている映画を見る程度である。だから、そういう"偏見"を交えているという前提で以下の話を読んで欲しい。


アカデミー賞の『おくりびと』の受賞は唐突だった。確かに日本国内では結構面白いって評判があり、先に発表された日本アカデミー賞でも最優秀作品賞をはじめあまたの部門を総浚えする勢いだったのだが、それでも(カンヌやベルリンなら兎も角)アカデミー賞というアメリカ国内向けの賞で評価されるかというのは別の問題である。一応モントリオール世界映画祭で最優秀にはなtっているものの、それでも他の候補作と比しては"小物"という印象が拭えない。

事実、海の向こうのマスコミでも今回の受賞は意外なものだと受け止められたらしい。大方の予想ではイスラエル映画『戦場でワルツを』が"本命"視されていたらしく、ロイターに言わせれば番狂わせの勝利だった様だ。

その『戦場でワルツを』と言うのも実際のところ1980年代にレバノンに侵攻したイスラエル軍の残虐行為を掘り起こす一種のドキュメンタリーであり、それだからこそ各方面から絶賛されたとも言える。しかし、それを押しのけてでも敢えて「おくりびと」にオスカーを与えたハリウッドを見るに、何か無言の政治的なメッセージを感じ取らざるを得ないのは自分だけだろうか?それは今も続いているパレスチナへのイスラエルの武力行使への抗議かも知れないし、僻んだ見方をすれば(アメリカの政権中枢と兎角親しいと言われる)イスラエルの"暗部"を追及するなという圧力なのかも知れない。が、少なくとも何かの無言のメッセージであることは予想がつくだろうし、近年の邦画のハリウッドによるリメークを見る様に、邦画もそうした政治力学やビジネス戦略と無縁であると決め込むことはできなくなっていると自分には思える。


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