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2009/06/19

失敗したら落とし前もキッチリつけろよ>茨城空港サポーター諸君

茨城空港というのは、正直なところ存在意義が見出せない。百里基地の整備拡張に便乗(?)して県が音頭を取っていることだが、その計画ってのが余りにも非現実的過ぎる。

そもそも飛んでいる便からして使えない。札幌・大阪・沖縄に1~2便は飛ばすとか言うのだが、水戸や日立ならまだしも自分が住んでいる土浦やつくば・取手、県西部の古河や結城だったら新幹線や高速バスで羽田空港へのアクセスは充実しているし、空港までの所要時間を勘案しても飛んでいる便数や行き先では余りに彼我の差があり過ぎる。しかし県の事業計画ではその県南西部までもが利用対象地域になっていて、その分までもが利用者数に上積みされているのだから非現実的なのが判るであろう。

何より、茨城それ自体の魅力?と言われて何があるのか思いつくことが出来るのは殆どいないと言う現実もある。過日、「茨城王」の掲示板で話題になった様に茨城から余所の地方へ行っても、自分たちの良さを再認識するだけで何の魅力も無いと自画自賛(?)していた書き込みがあったが、それは裏返すと茨城にやって来たところで、自分たちの故郷のいい所の再認識だけであって茨城ならでは、というものが何も無いということでもある。まぁそれを自覚している上で行動を起こせば、それなりに評価するところがあるだろう。だが、少なくとも現在の茨城空港をめぐる動きを見ていても、その様な自覚の上に成り立っている行動は認めることが出来ない。お偉方を動員しては「利用促進宣言」を出させるとかサポーター団体をぶち上げてイベントでお客様を呼び込もうとしているが、何れにしろ一時凌ぎの域を出ない。そもそもサポーターと言うくらいなら、最初の計画策定時から言うべきことを言い、必要とあれば自らで航空会社とかを起業して(静岡空港では事実そうした)何とか需要を掘り起こす自助努力くらいはあっても良かった筈だが、その様な気配は全く感じられない。これでは仮に赤字が増えて経営破綻となったら、それこそ真っ先に責任逃れになるのは目に見えてきそうである。

まぁ、アシアナ航空がやっと就航してきて一息ついたとこだが、それでもソウルへ週7便程度では余程の価格差でもない限り流石に厳しいのではと思うのだが。以前に一緒に県の担当部署へ訪問した方は、他の地方空港と連合してLCCを設立し、ついでに「HITACHI AIRPORT」に改称してしまえと過激(?)な主張をしているそうだが、少なくとも、茨城からその声が起こるのは途遠しとしか思えない。何しろ前述の「茨城王」の中の人からして、切実な問題を意見しただけで直ぐ出入り禁止する狭量極まりない人物だからなぁ・・・・・


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