参院のボタン式投票は止めた方が良い
自民党の某議員が隣の議員の投票ボタンを押していたことが判り、矢張りと思わざるを得なかった。何しろ隣の議員のボタンにまで手が届き、しかも本人確認の認証の無いままに投票できるとあればそれこそ(ボタン投票導入以降の)採決の公正さまでもが問われてしまう重大なことだ。
これが堂々巡りの札による投票や起立採決方式だったらどうだろう?少なくとも今回の様な「代返」は先ず起こり得ないし、何よりボタン式投票と違って誰が賛成・反対したかというのが傍目から見ても判る。もっとも、ボタン式でさえ賛否の公表は判る様にはなっているが、起立採決や札による投票の様な一目瞭然さには欠ける。こうした欠点がある上に採決の公正さを疑われるボタン式の投票はこの際中止して、元の起立採決に戻した方が好いのではないか。
にしても、その「代返」されていたという議員。実は参院自民党の実力者だった訳だが、案外当人が頼んでいたのではないか?と勘繰ってしまう。もっとも「私は知らない」 と言っているそうだが・・・・・
【4月3日追記】
朝日新聞の記事だと、氏名標を立てて始めてボタンが押せるので、本人認証が全く無いものではない様だ。だが、氏名票をドサクサ紛れに立ててしまって投票してしまうってことだって出来る訳で(で、現に起こった)認証手段としては不充分に過ぎるのではないか?
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